さいとうなおき先生インタビュー

パンフレットの表紙イラストをさいとうなおき先生に
描いていただきました!

今回の表紙は、どのような設定、イメージで描いていただきましたでしょうか。

『前回登場した2人のクリエーターの成長』をテーマに描きました。前回は創作を通して楽しむ事が裏テーマにありましたが、表現を一歩前に進めて『新しい表現にチャレンジする二人の強さ』を描きました。

今回イラストで苦労した点、気を遣われた点はございますでしょうか。

前回は、黄色を多く使って『楽しい感じ』が感じられるようにしましたが、今回はどちらかというと『アグレッシブさ』や『チャレンジ』といったように楽しいというよりもむしろ戦いに挑むような方向性にしたかったので、最初の段階では黒を多く使った、ひきしまった画面作りをしていたのですが、それだと少し暗いとのご意見を頂き、途中で赤と青の色のぶつかり合いを使って『挑む』ようなイメージに仕上げました。

絵のお仕事をされるうえで、大切していることがありましたら、教えてください。

僕自身『チャレンジ』を大事にしています。やった事がないことや、少し変わった依頼が来ることがありますが、そういうご依頼は積極的にお受けするようにしています。今までやったことがある仕事は確かに安定して、そして安心して仕事をすることはできるのですが、将来もっと幅のある表現をしたい場合、進んで経験のないことへのチャレンジは欠かすことができないと思うからです。それに、少し不安な方がワクワクできます。

これからのイラストレーターに必要なこと、やっておいた方がよいことはありますでしょうか。

『イラスト』だけに表現の幅を限定するのは、あまり得策ではないような気がしているので、一見イラストには関係のないことでも、自分がワクワクすることなら何でもやってみた方がいいと思います。その中でも特に必要だと感じるのは『言葉』です。イラストレーターは言葉を蔑ろにしがちな部分がありますが、やはり多くの人にとって一番伝わりやすい表現手段は『言葉』です。絵も描けて、そして言葉も味方につけることができれば、最強の表現者になれるのではないかと思います。

これからマンガ、イラストなどのクリエイターを目指す方にむけて、メッセージをお願いいたします。

昨今、クリエイター業界の変化はとても目まぐるしいものがあり、それまで当たり前だったトレンド、当たり前だった表現手段があっというまに陳腐化してしまうことがザラにあります。そんな中で活躍するためには、何よりもまずは『チャレンジ』することが大事だと思います。考えあぐねて立ち止まりながら考えるよりも、まずはやってみてそれから考える!そういう行動力がこれからのクリエイターには強く求められていくような気がします。変化を恐れずに『チャレンジするクリエイター』になってください!応援しています!!

[表紙完成前のラフ案を特別に公開!!]

ラフ

下塗り

完成 !!!

©2024 Human Academy Co., Ltd. All Rights Reserved.

Topに戻るTop