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業界からのメッセージ

プロより、愛を。業界からの、応援メッセージ

日本が世界に誇るマンガ・アニメーション業界はめまぐるしい進化をつづけています。
新しい才能、新しい感性は“金の卵”。
まさにその入り口に立とうとするキミたちに向け、熱いメッセージが届きました!

株式会社講談社
月刊少年マガジン編集部
副編集長

高見 洋平さん

竹内俊一さん
PROFILE

マンガ部署を希望して講談社に入社すると月刊マガジンに配属され、それ以来マガジン一筋14年。『BECK』のハロルド作石先生、『龍狼伝』の山原義人先生、『Q.E.D.ー証明終了ー』の加藤元浩先生、『ノラガミ』のあだちとか先生など、看板作家の担当として活躍しており、現在副編集長。

マンガで世界へ羽ばたこう

マンガを描く作家さんの原動力となるのは、当然ながら“創作の喜び”ですよね。その先のプロになるためには、“マンガが好き”で“描きたいことがある”、そしてそれを“多くの人に読んでもらう”必要があります。プロは創作欲と描く対象への愛情がすごく大きいんですよ。あるベテランの大作家さんは「マンガ家は、原稿用紙を自分の好きなことで埋め尽くさなければならない」とおっしゃっていました。もちろん、ヒットさせるためには、読者の目を意識しないといけません。ただ、学生のうちは縛られ過ぎないよう、好きなことを前面に出して表現してほしいとも思っています。その一方で、作品をより多くの人に読んでもらうために研究し、テクニックを磨いて、さまざまな情報や知識を蓄えてほしいです。大ヒットを出している大御所の先生でも、最近流行している絵柄を模写して描き方の研究をしたり、デッサン会に通って練習していたりしますから、負けずに努力してください。

マンガ専門校はチャンスの宝庫です!

マンガを学べる専門校というのは、素晴らしい機会をたくさん得られる場所だと思いますね。まず、最初の一歩を踏み出せるキッカケになりますし、基本をしっかり教わることができます。また、出版社への太いパイプがあって、コンタクトしやすいということもメリットでしょう。特に、出版社との接点が少ない地方でマンガ家を目指している方には、大きなチャンスではないでしょうか。でも、一番素晴らしいことは“仲間ができる”ということ。先ほどお話した先生方のお話だと、「雲の上の人の話でしょ?」なんて思ってしまうかもしれません。けれども、隣の席にいる仲間がすごい絵を描いていたり、興味深い本を読んでいたり、自分の知らない言葉をたくさん知っていたり、休まず練習していたら、すごく大きな刺激を受けるはずです。そういった機会を身近に得られる場所というのは、本当に貴重だと思いますよ。

今からマンガ家を目指すみなさんが立ち会う時代は、変革の時代です。出版不況と言われる一方で電子書籍が登場し、今以上に世界へ向けて発信する機会が増えるでしょう。まだまだ、言語をはじめとした多くの障壁がありますから、簡単ではありません。けれども、果てしないチャンスが待っている世界です。みなさんもいきなり高度な技術を身につけることはできないと思いますが、地道に一歩一歩踏み出し、その道の先にはワールドクラスの舞台が待っていると信じてがんばってほしいです。そして、志は高く持ってください。生活するための稼ぎは必要だけれど、若いうちはもっともっと夢を語って、「天下を取ってやる!」という気持ちでいてほしいですね!

月刊少年マガジン

月刊少年マガジンは“王道少年誌”として、月刊少年誌では世界一の部数とクオリティを誇っている。スポーツ、恋愛、ミステリー、ファンタジーなどオールジャンルが揃い、「マンガで題材にならないものはない」ということを実証している。新人発掘にも力を入れており、新人をメインにした増刊の発行も企画中。


マンガ家
榎宮 祐さん

竹内俊一さん
PROFILE

ブラジル・ミナスジェライス洲の片田舎で生まれ、世界を一周できる距離を引越し続ける幼少期を過ごす。現在は埼玉県に根を生やし、原稿とゲームに明け暮れる日々を送る。

ガツっと学ぶべし!

ゲームしてるか寝てるかの自堕落な高校生活を送っていたら、親から「生産的なことをしろ」と言われ、脊髄反射でマンガを書くことにした。『こみっくパーティー』というゲームに触発されて同人誌を作ってみるも売上は0部。生産的どころか、かえって紙資源を無駄にする。が、そこで芽生えた謎の反骨心から、あきらめないで続けていたら見かねた某出版社の編集さんに「商業でやってみない?」と声をかけられ商業へ……。小説の挿絵、マンガの連載と、仕事がくるのがうれしくて全部引き受けていたら一番欲しいものが「休暇」になった現在です。

デビューへの道のりは多様化しています

自分の一例もそうですが、同人誌、ネットと作品発表の場がどんどん増えてデビューへの道のりも、プロとして仕事をしていくスタイルも多様化してると思います。なので、プロとしてやっていく適性って一概にいえないのですが、「媒体のニーズに応える」というのが今も共通する重要事項かなと思います。多様化しているデビューへの道のりの一つに専門校があると思います。学べることは多いのですが、その分「教えてもらう」つもりでいると何も身につかないのは勉強と同じだと思います。そこはガツっと能動的に学ぶ意志が大事になってきますので、自分の才能を信じて、トコトン頑張ってください!

電撃マ王

2005年10月に創刊したアスキー・メディアワークス発行の月刊コミック誌。キャラクターに特化した視点で、ゲーム・アニメの情報も網羅している。


株式会社スクウェア・エニックス
出版部門ヤングガンガン編集部
副編集長

竹内俊一さん

竹内俊一さん
PROFILE

アルバイトとして合併前の旧エニックスの出版部門に入り、『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』シリーズの製作から編集の仕事をスタートする。その後、正社員となり、少年ガンガン編集部などで多数の雑誌や書籍を手がけ、現在はヤングガンガンの副編集長。『BAMBOO BLADE』(原作:土塚理弘先生/作画:五十嵐あぐり先生)や『天体戦士サンレッド』(くぼたまこと先生)などの担当編集を務める。

みなさんの可能性は、無限大。過去の大作を超えるような作品の登場を期待します!

マンガ業界に限りませんが、現在は個々の好みが多岐に渡っていて、細分化されています。ですから、過去のように誰もが飛びつくような大ヒットは少なくなって、ジャンルごとに支持される作品が多く生まれる、という傾向がより強くなると思いますね。一方で、過去の大作を超えるような作品がいつ出てくるのかな……?という楽しみもあります。
持ち込みに来る方々から「おもしろいマンガを描くためには、どうしたらよいのですか?」と、よく聞かれます。やはり、まず“自分の描きたいものは何なのか”そして“そのために吸収するべきものは何なのか”に気づくことでしょう。“マンガだけ”しか読んでいない人に、おもしろい作品を描くことは不可能ですし、“机に向かって描く”ことしかやっていない人も同様です。ですから、読書は非常に大事で、文字をビジュアルに変換し、想像する力を養えます。絵を描くためには頭の中にある想像を紙に描き写さなければいけないのですが、頭を鍛えていないと貧困な想像力しか持てなくなります。それに、言葉をたくさん知らないと、キャラクターに魅力的なセリフを言わせることはできません。加えて、カット割りなど効果的な演出の参考になるのが、映画を観ることです。つまり、「勉強して吸収しろ!」ということですね(笑)。

専門校で学ぶ最大のメリットは、同じ志の仲間が集まること、基本的な作画テクニックが身につくこと、そして「添削会」などの新人を送り出す仕組みがあることですね。新人を求めているという部分で、ヤングガンガンは積極的です。「スクウェア・エニックスマンガ大賞」「ヤングガンガン漫画賞FLaG!」といった賞を用意していますから、自信作をぜひ応募してほしいです。若いみなさんの可能性は、無限大です。自分の才能を信じて、ぜひ頑張ってください!

ヤングガンガン

マンガ・ゲーム・アニメに子供の頃から親しんできた10代後半〜30代前半にむけたヤングコミック誌。「少年誌では物足りない!」という読者に対し様々なジャンルに挑戦し、ヤング世代の興味をそそる作品を提供している。

月刊少年ガンガン

「日本一元気なエンターテインメントコミック」を旗印に、枠にとらわれない幅広いジャンルを収録。ゲーム世代の中学生男女に向け、極上の娯楽コンテンツを発信する新時代コミック誌。


マンガ家
玲衣さん

竹内俊一さん
PROFILE

2001年、イラストレーターとしてデビュー。挿絵業を中心にカードゲームイラストなどを手がける。2005年、マンガ版『テイルズ オブ ジ アビス』でマンガ家へと転身、同作は雑誌「電撃マ王」(アスキー・メディアワークス)にて現在も連載中。イラストレーターとしての最近の作品は、小説『コードギアス』外伝シリーズ(角川スニーカー文庫)の挿絵など。カードダス20周年記念作品『バトルスピリッツ』(バンダイ)にも参加中。

自分の力で業界にかじりつく!
覚悟と根性を持って臨めばきっと夢は近づいてきます


絵が好きな気持ちのみで油彩を学び、美術系大学へ進学。しかし絵画で暮らしていくのは難しい現実を知り、「何でもいいからとにかく手を動かす仕事に就きたい」と思うようになりました。「アニメーターになりたいです!」とアニメスタジオに押し掛け、出入りさせてもらっていたのが大学2年生のとき。そのかたわらで唐突にマンガ家のアシスタントを始めたのが、大学3年の時。節操がないようですが、それくらいに「絵を描くこと」それ自体への欲求が強く、そしてとにかく「絵で世に出たかった」のです。いろんな仕事を夢中で手伝いました。マンガの他にも、文庫小説の挿絵、カードゲームイラスト、キャラクターデザイン、やがて個人でもいくつか描かせてもらえるようになり、そのどれもがおもしろくておもしろくて……気づけばすっかりイラストレーターになっていました。そしてそのころお世話になった編集さんが「マンガも描いてみませんか?」と連載のお誘いをくださったのです。

幼いころからマンガは大好きでしたが、それはあくまで趣味のつもりで、自分がマンガ家になるなんて考えてもみませんでした。ただ目の前のチャンスを片っ端からつかみ続けていたら、結果こうなったという印象です。私も含め、プロの作家さんには「ものを描くのが好きで好きで、ひたすらがむしゃらに描き続けていたらプロになっていた」という人がたくさんいます。みなさんも、やりたいことがあれば、それに向かって猪突猛進です!迷う暇にも手を動かせるかどうかが大きな分かれ道だと思います。
学生のうちにプロの門を叩いたこと、そこで下積みができたことは、今とても役に立っています。まずはとにかくプロの現場を知ることがおすすめ。マンガの現場は常に人材不足ですから、自ら飛び込むことのできる人にはチャンスが巡って来ると思いますよ。みなさんの作品が世に出てくる日を、楽しみにしています!

電撃マ王

2005年10月に創刊したアスキー・メディアワークス発行の月刊コミック誌。キャラクターに特化した視点で、ゲーム・アニメの情報も網羅している。



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